王冠よりも大賞典よりもサウジよりもオパール

2020年10月10日

今週末台風14号が日本列島に接近中。馬券の発売についてはJRAの発表にご注意を。       今週から東京、京都が開幕。(新潟も!)馬肥ゆる秋。東西で重賞が3つ。どれも注目レース。

土曜日は東京でサウジアラビアロイヤルC。過去の勝ち馬に昨年のサリオス、一昨年のグランアレグリア、3年前のダノンプレミアムと後のGⅠホースが並ぶ。いちょうS時代にもクラリティスカイ、イスラボニータ古くはメジロドーベルやエアグルーヴなどを輩出したいわゆる出世レースだ。      日曜日は東で毎日王冠、西で京都大賞典とどちらも伝統のGⅡだ。毎日王冠には皐月賞、ダービーではコントレイルの後塵を拝したサリオス(今日2回目の登場)が天皇賞に向けてどんなレースをするのか。また京都大賞典は昨年、11人気-6人気-5人気で決着して3連単1,811,410円の大荒れとなったが今年は宝塚記念2着のキセキがすんなり勝つのか。 

どちらも秋のGⅠを見据えると気になるレースだが、今週もっとも気になるレースはリステッド競争でしかも京都土曜日でスプリンターズSというGⅠも先週終了したばかりのスプリントレースのオパールSだ。              

 そもそもオパールとは…10月の誕生石で歴史的には幸運のお守りとされ、身につける者に美しさと成功、幸せを運ぶと言われました。古代ギリシャ人には、オパールは洞察力と予言の力が形になったものだと信じられていた。

幸せを運んでくれるのはどの馬なのか。                           

レジェーロ

祖母の父はメジロマックィーン。武豊を背に天皇賞(春)連覇を含めGⅠ4勝した名馬。最近はオルフェーブルやゴールドシップの母父として名を馳せている。しかし何よりそのマックィーンで思い出すレースは91年の天皇賞(秋)。

その年5歳(現4歳)の秋を迎えたマックィーンは前哨戦の京都大賞典(今日2回目の登場)を圧勝する。まさに充実期を迎え肥ゆる秋に突入していた。マックィーンが天皇賞春秋制覇はもちろん史上初の秋GⅠ3連勝を成し遂げると疑わなかった人は少なくなかったはず。               天皇賞当日は雨。不良馬場まで悪化していた。しかしマックィーンにはそんなの関係ない。まさに圧勝。断然マックィーン。2着のプレクラスニーに1.0秒、6馬身の差をつけ雨降りしきる府中の直線を駆け抜けゴール板を通過する。だがその時不気味な審議の青いランプが点灯していた…他馬の進路を妨害したとして18着に降着となった武豊とマックィーンはJCでも見せ場なく4着に敗れ、年の瀬有馬記念ではあっと驚くダイユウサクの一世一代の大駆けにより2着に敗れた。

26年後の天皇賞(秋)。天候は雨。不良馬場で行われた。勝ったのは武豊とキタサンブラック。武は91年と同じ不良馬場の天皇賞(秋)でマックィーンの敵打ちをした。マックィーンにとっての禊はいつになるのか。京都1200Mで玄孫(やしゃご)が不良馬場で奮起するのか。

© 2018 アンソニー ガーフィールド。 このページはカラフルに彩られています。
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