秋の秋華賞
今年のローズSは近年にはない手薄なメンバー構成だった。オークス上位馬が不在。掲示板に載った馬が皆無だった。そして1着はオークス13着のカンタービレ。
ローズステークスが現行阪神1800mで施行されるようになったのが07年。それ以降ローズ→本番を連勝したのはダイワスカーレットとジェンティルドンナのみ。どちらも古馬牡馬GⅠを勝った名牝。オークス13着のカンタービレは現時点で2頭と比べると格は落ちる。つまり連勝は考え難い。
アーモンドアイ
06年以前は春にG1を走り夏全休で直行で秋華賞を制した馬は3頭 96ファビラスラフイン 01テイエムオーシャン 06カワカミプリンセス
このうちカワカミプリンセスだけがオークス⇒秋華賞を連勝している。今年のアーモンドアイはオークス以前に桜花賞も制しており、カワカミプリンセスより実績で上回っている。春から直行は07年以降は見られていないローテではあるが、主流ローテのローズS組が心もとなく,アーモンドが1着する可能性はかなり高い。アーモンドアイはここから上記2頭比べても遜色ない名牝の道を辿るのだろう。
【余談】ダイワとジェンティルが勝った秋華賞は共に10月14日に行われた。そして2頭は1月のシンザン記念で連対している。今年の秋華賞も10/14。そしてアーモンドはシンザン記念の勝ち馬でもある…
やっぱりディープ
現時点で出走が確定しているディープは7頭。14~16年は連勝するなどこれまで計4勝2着2回のディープだが、去年に限っては3着内すら入っていない。今年は大挙出走でアーモンドアイ包囲網は盤石の構えか。
人は40に達すれば、自らの生き方について、あれこれ迷わない(不惑)
今、『不惑のスクラム』というドラマにハマっている。おじさんたちのラグビードラマ ラグビーを題材にするドラマは珍しい。(スクール☆ウォーズしか記憶にない)来年は日本でラグビーのワールドカップが開催されるし、東京競馬場のある府中には東芝とサントリーの2つのラグビーチームがあり、もしかしたらラグビー熱は日本で沸々とわいてきているのかもしれない
ラグビーといえば「One for all, All for one」があまりに有名。と今回の出走馬でディープ産駒に目を移すと、オールフォーラブに目が止まった。しかも馬柱の騎手の欄には幸英の名がある。幸が秋華賞を勝ったのは03年牝馬3冠のスティルインラブ。おっとラブが繋がった。(今年のアーモンドアイも牝馬3冠へ)それ以降で幸騎手が馬券になったのは15年3着マキシマムドパリ。ラブとパリ。なんか語呂がいい。そして今年は再びラブとならないかな。 ラブとパリそしてラブ
もう少しオールフォーラブ(以下ラブ)について検証にお付き合いを
ラブの生産者はケイアイファームで馬主はロードホースクラブ。アーモンドの父ロードカナロアの生産者はケイアイファームで馬主はロードホースクラブ。おっと何かがまた繋がった。
この馬自身の成績で注目すべきは2戦目アルメリア賞だ。
新馬勝ち直後の2戦目牡馬に混じっての2着。しかも直線に不利があってのもの。勝ったフランツは次走のGⅡで1人気(10着)する馬。3着パンコミードはヨレてラブの進路を妨害したとして降着してしまい歯車が狂ったのか、次走は凡走するする。しかしもともと新馬戦ではのちにGⅢで2着するフィエールマンと0.1差の接戦をしたり、のちにGⅠで3着するレッドヴェイロンを未勝利戦で下すなどしてきた素質馬だ。さらに6着のシャルルマーニュに至っては次走で500万下を0.8差の圧勝し、9月には中山で1000万も勝ち上がっている。
休み明けの前走はローズSはプラス22Kで3人気ながら9着に敗れた。人気落ちは確実だが叩き良化は十分見込める。ラブ幸があっと言わせる場面があってもおかしくない。
もうあれこれディープで迷わない…