東京は点と線の4月ダイヤモンド。松山を巡る京女の戦いとダンディー九州男の闘い。

2020年02月17日

3歳重賞1人気連敗は先週も継続した。

クィーンC ルナシオン   10着 ルメール ノーザン系                   共同通信杯 マイラプソディ  7着 武豊   ノーザン系

今週は3歳重賞は一休み。来週からは舞台を中山・阪神に移しいよいよチューリップ賞、弥生賞がある。クラシック目前にしてノーザン系名手系の1人気連敗はどこまで続くのか注目だ。

クィーンCは1週前に東京マイル重賞のフクナガを取り上げたが見事1着した。京都記念は5人気のノーブルマーズに注目したが4着で今年は1,2,3人気の決着の年だった。

今週は京都、小倉、東京の三場で4重賞

京都は女の戦い。そして今、京都で松山が熱い。もちろん愛媛の松山ではなく、ジョッキーの松山である。今年の京都芝重賞・OPでの松山J。                         1/5京都金杯サウンドキアラ1着                                                         1/18紅梅Sヒルノマリブ1着                                                                2/8エルフィンSデアリングタクト1着                                                    2/9きさらぎ賞コルテジア1着                                                              こ こまですでに4勝している。さらにダートでも今年は京都で施行された東海S(GⅡ)も1着している。初GⅠこそ中山の皐月賞だが、松山通算の重賞勝利では今年の3勝を加えて京都がトップの5勝だ。今週の開催を終えると京都は休みに入る。その前にもういっちょ松山が京都で花を咲かせるだろう。                            

小倉は男の闘い

18年こそセン馬のトリオンフと牝馬のクインズミラーグロの無しワンツーだったが、2009年から牡のワンツースリーが定石で18年はたまたまだったと考えたい…しかもダンディーなちょい悪親父達(6歳以上)のが活躍している。

小倉大賞典の過去を紐解くにあたって、まずはどこまで遡るべきか考えた。ここ10年で最も勝ち星を挙げている騎手は佐賀県出身のカワダ。2014年以降16年、18年と偶数年には1着しており、2020年の今年は1着の順番だ。そのカワダが2006年(やっぱり偶数年!)初重賞勝利をあげたのが、いわずもなが、知る人ぞ知るこの小倉大賞典。九州出身の彼にとって地元と言っていい小倉は並々ならぬ思いのある競馬場だろう。とイマジネーション。だからその2006年から紐解く。

2006年1着メジロマイヤー7歳、3着7歳、4着8歳                                      2007年1着アサカディフィート9歳セ、3,4着6歳                                      2008年1着アサカディフィート10歳セ、3着6歳                       2009年3着ミヤビランベリ6歳                                                   2010年3着マヤノライジン9歳、4着8歳                                          2011年1着サンライズベガ7歳、2着7歳、4着6歳                                     2012年1着エーシンジーライン7歳、2,4着7歳                                         2013年4着マルカボルト6歳(3着とハナ差)                         2014年2着カフナ6歳                                                                      2015年1着カレンブラックヒル6歳、2,3着7歳、4着6歳                                    2016年2着ダコール8歳、4着6歳                                                     2017年2着ヒストリカル  8歳                               2018年2着クインズミラーグロ6歳牝、3着7歳、4着6歳                   2019年3着サイモンラムセス9歳、4着6歳

4着まで幅を広げてみたがこんなにものちょい悪親父が活躍している。(2018年クインズミラーグロは熟女)しかも8歳以上もゴロゴロいる。今年のちょい悪親父は登録時点で8頭。(ちなみに熟女を入れるとさらに1頭)この中に今年の好走馬はいる。たぶん複数頭。

東京のダイヤ

2月施行のダイヤモンドS。《ダイヤモンド》はてっきり2月の誕生石だと勘違いしていたが本当は4月の誕生石なんですね。創設当初はちゃんと4月に中山で行われていたとのこと。ちなみに2月の誕生石はアメジストでこちらは今週東京でアメジストSなる準OPがある。(今年はフェブラリーSのひとつ前)

世界で一番硬い宝石のダイヤモンド。ではダイヤモンドSで固い条件とは何か

其の壱1人気が強い。過去10年1人気【7,1,0,2】着外2回も4着。1人気が連を外した2回とも2人気が1勝2着で連対を確保している。1人気>2人気で連対は必須だ。

其の弐ハーツが強い。ハーツクライは2005年の有馬記念で最強馬ディープインパクトに国内で唯一黒星を付けた馬として有名。そしてこのダイヤモンドSに強い

2012ギュスターブクライ  2着                              2013Aラクティ        1着                           2014,2015,2018フェイムゲーム 1着(2016年は2着)                                2017カフジプリンス      3着                                     2019出走なし

フェイムゲームが頑張ってる感は拭えないが、産駒の出走がなかった昨年を除き4頭で7年連続馬券に絡んでいるのも事実。今年は孫も入れると3頭がスタンバイ。その中でもレノヴァールに注目している。理由は今回典さん、前回四位さんだから。奇しくもどちらもハーツとダービーに縁がある。典さんはハーツでダービー2着。産駒のワンアンドオンリーでダービー2勝目を挙げる。すでにダービー2勝の四位さんはハーツ産駒のスワーヴリチャードで3勝目を目指したが2着。騎手人生最後のGⅠ連対となった。

四位さんは点では騎乗しないジョッキー。それは引退が近づいて最後の騎乗になるかもしれない馬だろうが変わらないはずだ。レノヴァールの前走は同じ長距離のオープン万葉Sで3着とはいえ勝ち馬からは0.7秒離され一見すると大敗だった。しかし2着とはわずか0.1秒の差であり、レース後の四位さんのコメントは「折り合いを欠きました。折り合いがつけば勝っています。もっとうまく乗ってあげられれば......。長距離は向いていないというわけではありません。スタミナがありますからね」と。

3,4コーナーから仕掛けを開始する他の馬たちを尻目に直線までぐっと堪えて追い込む競馬をした。勝った1人気のタガノディアマンテは今回も予想1人気だがハンデは前回から+2Kで55K。一方レノヴァールは据え置きの54K。今回は1Kのアドバンテージを得た。四位さんが次を見据えた騎乗してそのバトンを受け取った典さんが線にするイマジネーション。

其の参万葉S組                                              2011年1着コスモメドウ   前走万葉2人気1着                       2016年1着トゥインクル   前走万葉1人気5着                                        2017年2着ラブラブライト  前走万葉7人気2着                       2018年2着リッジマン    前走万葉3人気2着                                        2019年1着ユーキャンスマイル前走万葉1人気2着                      2019年3着カフェブリッツ  前走万葉4人気3着

さらにもう一頭チョイスするならポポカテペトル。北村宏だから。









                               

© 2018 アンソニー ガーフィールド。 このページはカラフルに彩られています。
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