日本選手権の裏は京都大会
名ばかりの国際競争と言われて久しい。騎手は国際化でも馬はほぼ日本馬ばかりのJC。毎年この時期になると世界に相手にされていないJCを目の当たりにして日本人として悲しくなる 外国人ジョッキーは別か…
先週は3割の確率に負けてスワンSは来ない年のマイチャンだった。 今週はあえて国際的日本選手権(JC)ではなく京都2レースに注目したい。京都は今も昔も外国人で溢れている。
まずは出走馬が9頭に落ち着きそうな京都2歳S。調教師や馬主にはあまり相手にされないレースらしい。2014年に重賞に格上げされた。その前のOP競争時代からやっぱり頭数は少な目で過去17年で一番多い年は2015年の12頭。他はだいたい8~10頭。ヴィクトワールピサが勝った2009はたった5頭!だから今年が特別少ないわけではない。
池添ー大竹ライン
ブラストワンピースが結んだこのライン。GⅠでは跳ね返されたがGⅢは2勝。ここもGⅢ。ペルソナデザインが気になる
京阪杯
3歳馬をどうするか。まずはここに焦点を置いて考えたい。現行で施行されるようになった2006年から3歳で勝ったのは2頭。ロードカナロアとハクサンムーン。ロードカナロアについては言はずもがな。ハクサンムーンは4歳春に10人気で高松宮記念で3着して秋にはスプリンターズSでロードカナロアの2着する。つまりここでの1着はGⅠで勝ち負けを意味する。
このレースはそれだけ3歳には過酷な条件なんだと仮定してみる。
混合のスプリント戦において3歳馬は10月まで負担重量は2キロの恩恵を得る。しかし11月からそれが1キロとなる。2200m以上、例えば有馬記念では3歳馬は2キロ軽く古馬57Kに対して3歳馬55K。この2キロ差は大きく有馬記念で3歳馬の好走が目立つ。しかしスプリント戦ではこの時期から1キロ差。この1キロが11月の3歳馬には重くのしかかるのだろう。もちろん上記2頭のように力さえあれば好走する例もあるので、必ずしもめちゃくちゃな負担ではない。
今年の3歳馬は2頭。