尾花栗毛
先週の愛知杯
オギタクは7人気まで人気がアガッテしまった。11人気前後がオギタクのスポットだから、カルカッタオギタクがアガッタ人気で重くなってしまった。
そして今週はAJCC
AJCCと言えば金杯組。金杯を勝った勢いで同じ中山の重賞を連勝してしまう。そんなイメージがある。たぶんにそれは92年のトウショウファルコの印象が強いからだ。金髪で長髪で綺麗な尾花栗毛のかっこいい馬だった。
しかし今回調べてみると金杯⇒AJCC連勝は05年クラフトワーク以来出ていないし、AJCC1着馬の前走が金杯だったのも09年ネヴァブション(5着)以来ない。つまり金杯、AJCCの繋がりは希薄になってしまっている。
今年の金杯1着トリオンフも当然のごとくAJCCに登録はない(それどころか前走金杯の馬すらいない)しかしトリオンフは違う足跡を残してくれた。トリオンフは金杯の前に12月のチャレンジカップを2着していた。その前に走ったレースが18年の小倉記念だ。この18年小倉記念組が年末年始でプチブレイク中。
18年小倉記念
1 着 トリオンフ-0.5 ➡ 1月金杯2人気1着 4 着 レイホーロマンス0.7 ➡ 1月愛知杯11人気3着
8 着 キョウヘイ0.9 ➡ 12月リゲルS12人気2着 12着 ストロングタイタン ➡ 12月リゲルS10人気1着
AJCCにこの小倉記念で2着だったサトノクロニクルが登録してきた。その小倉記念以来1年6か月ぶりのレースだ。
AJCCの長期休養明けとオオノ
昨年1着のシャケトラは1年1か月ぶりの出走。17年1着のタンタアレグリアも9か月ぶり。ここ3年で2頭が長期休養明けで1着している。長期休養明けはマイナスにならないレース。と言える。奇しくもトリオンフは13年振りに小倉記念1人気1着した馬で小倉記念から1年3か月ぶりのチャレンジカップを2着した馬でもある。
クロニクルの鞍上はオオノ騎手。オオノのAJCCと言えば2013年のトランスワープだろう。最後の直線で勝ったダノンバラードの斜行の被害に合い2着に敗れた。またこれに対して、陣営の申し立てがあるまで審議のランプすら付かなかったことは物議を醸した。
ダノンバラードで勝ったFベリーは翌年も同レースで2着する(ちなみにサクラアルディートでその前走は金杯!9着)しかしオオノはその年以降AJCCで3着内はない。トランスワープも結果的にこれが最後の好走となり、掲示板に載る事すらなくそのまま引退した。そして斜行したダノンバラードも今回のクロニエルも調教師はIKEEと言うことになんらかの因果を感じずにはいられない。オオノはいつかAJCCでトランスワープの雪辱を果したいと思ってきただろう。今年はその絶好の機会だ。必勝を期するオオノの思いをイメージしたい。